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少額短期保険業者が販売する少額短期保険(ミニ保険)の今

・少額短期保険業者とは、保険業法上の保険業のうち一定事業規模の範囲内において、保険金額が少額、保険期間が短期(生命・医療保険は1年以内、損害保険は2年以内)の保険の引受のみを行う事業者のこと。

・ 2005年(平成17年)5月2日公布の「保険業法等の一部を改正する法律」で同制度が導入され、翌年4月1日から施行、それ以降、少額短期保険業者により少額短期保険が販売されている。(現在「一般社団法人 日本少額短期保険協会」加盟の少額短期保険業者は94社)

・従来からの大手保険会社に比べて、規模も小さく、金融庁の商品審査も簡略化されていて、経営に小回りが利くことから、大手保険会社が手掛けない分野の保険商品が多く(ペット保険や賃貸住宅向けの家財保険、入院部分に特化した医療保険等)、保険料が安いことやコンビニエンスストアなどで手軽に契約できることから、契約を伸ばしている。一方で、会社破綻リスクに備え、契約者を保護する、いわゆる「契約者保護機構」の制度がない。

・少額短期保険は、ミニ保険とも呼ばれているが、最近、日常生活の中で「意外とよくある」事態に対応するきめ細かな保険商品が相次いで登場し注目を集めている。

・ジャパン少額短期保険社の「お天気保険」では、旅行中の一定の時間帯に0.5ミリ以上の雨が降り続ければ宿泊料金などを戻す。

・AWPチケットガード社の「チケットぴあ・チケットガード」は、一定の要件を満たせばチケット代金を返金する。高額なオペラやクラシックコンサート、子供向けのイベントなどで利用する人が多いという。

・ジャパン少額短期保険の「痴漢冤罪(えんざい)ヘルプコール付き弁護士費用保険」は、通勤電車内の痴漢冤罪リスクに備える保険商品で、事故事例として「専用サイトを通じて弁護士に連絡をとると、ホームから動かないように指示され、弁護士が駅に着くまでの30分間、電話をつないだままにしてくれ、安心感があった」と紹介されている。

・さくら少額短期保険の「モバイル保険」は、年間10万円までなら、スマホやノートパソコンの修理費を何回でも補償する。

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